アメリカの小学校はコロナによる授業への影響は? ホームスクーリングって?

コロナによるアメリカの小学校の授業への影響は?
ロサンゼルスでのコロナウイルスによる外出規制は3月中旬から開始されています。
公立の小学校も一斉に休校となり、5月18日現在でまだ再開できていません。
5月15日金曜日からロサンゼルスカウンティ(ロサンゼルス郡)ではフェーズ2となりました。
Phase2では、花屋、スポーツ用品店などの限られたショップが、店頭での受け渡しのみ営業再開を許されてます。
(まだ、店内への立ち入りはできません。)
ショッピングモールや映画館、レストラン、スターバックスなどは、
まだ営業再開の目途はたっていません。
外出規制も早いもので約2か月になました。その間、子供は家でずっと勉強するのですが、
我が家のケースを簡単にご紹介します。
外出規制が導入されて学校が閉校になった最初の週は、ほぼなにもできませんでした。
学校からの通知もコロナに関する説明や、休校の目的などで、
授業に関することは含まれていませんでした。
2週目に入ったころから、担任の先生からの課題が届くようになり、
勉強が再開されました。
しかし、課題のプリントでわからないところがあれば、我々親に聞くしかないので、
家ですっと自習をしているような雰囲気でしたね。
幸い、息子はまだ小学4年生だったので、親が教えられる範囲内で助かりました。
これが中学・高校生だったら、完全にお手上げ。
(もっとも、そのころになれば、親には聞いてこないでしょうけれども)
3週目からは、Zoomによる授業が始まり、決まった時間にパソコンの前に
座る習慣が戻ってきました。
アメリカの小学校はリモートへの対応がなぜ早い?
授業のリモートへの対応は、学校ごとに多少はタイミングの前後はありましたが、
だいたい2~3週間でリモートの授業が開始になったようです。
野球チームもパパ・ママ友も「まずはやれやれ」という感じでした。
Zoomを使ったオンライン授業が2~3週間で導入されるとは、
正直考えていませんでした。
きっと、メールで課題のプリントを送られてきて、それを自宅でやって
先生に送り返す。
(そう、夏休みの宿題のプリントのイメージ)
そこまでかな?っと思ってました。
Zoomのオンライン授業に四苦八苦する先生も中には
いらしたようですが、ほとんどはスムーズにオンラインが開始されました。
これはどうやら、「ホームスクーリング」が普及していることが
役立ったようです。
アメリカのホームスクーリングとは?
ホームスクーリングとは、小学生から高校生が学校に通うのではなく、
その代わり自宅で学習を進めていく形態をさします。
きっともともとは登校拒否などの通学に支障がある児童・生徒のための制度だったかもしれませんが、
現在は、勉強以外の分野で才能を伸ばしたい子供たちに多く利用されています。
例えば、小学生でテニスが全国レベルくらいまで上達した子供は、
アメリカ全土で行われている各種トーナメントに参戦するようになります。
そうすると、なかなか学校へは通えないので、ホームスクーリングを選択して、
遠征先でオンラインの授業を受けたり、コーチの都合に合わせて
練習時間と学習時間を調整したりできますから。
ホームスクーリングの運営も公立学校を運営している州の教育委員会が運営しているので、
そのノウハウがすぐに共有されたのではないでしょうか。
オンライン授業に関するベースがすでにあったので、地元の公立学校にそれを
導入するのも早くできたのだと思います。
親としては、先生の授業が継続して受けられているのは、ありがたいことですが、
子供にしてみると、友達と会えず、また休み時間に一緒に遊ぶこともないので、
早く学校が再開しないかと心待ちにしています。
現在のところ、学校再開の時期はまだ何も出てきていませんが、
一日も早いコロナシュウソクを祈るばかりです。
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