BCGワクチン接種はコロナへの感染リスクを下げる?アメリカも研究開始!

BCGワクチン接種国はコロナの感染率が低い?
ようやく日本も「緊急事態宣言」だ出されて
外出の自粛を促す政府からのメッセージが出されるようになりました。
でも、他の国が導入している「Stay at Home」(外出規制)と比べると、
はるかに緩い制限です。
実際に緊急事態宣言が出された翌週の通勤風景がニュースに流れていましたが、
東京駅から丸の内のオフィス街に向かうサラリーマンは、ほぼいつもと変わらない人の多さでした。
多分、私の住んでいるロサンゼルスのアメリカ人が見たらきっと
「Oh, my God!!」です。
なにしろロサンゼルス(アメリカ全土で)では重要な業種以外は、自宅から仕事をするように
州政府から命令が出ています。
需要な業種は、医療、薬、食品、治安を担う業種で、それ以外の一般企業や
飲食業もテイクアウト以外は基本的に休業させられています。
それと比べると、日本の自主規制はかなり緩く見えてしまいます。
しかし、現実として感染者数を比べると日本の方が圧倒的に少ない
その理由の一つの可能性として、話題に上っているのが
「BCGワクチン接種」です。
アメリカはBCGワクチンを接種しているのか?
日本の方が感染者数が圧倒的に少ない理由については、
いろいろと分析が飛び交ってはいるけれども、どれも証拠を伴って証明されているわけではありません。
もともとマスクをつける習慣があったからとか、キレイ好きで毎日入浴するからだとか。
ホントにいろいろと新説が飛び交ってはいます。
BCGワクチンを接種している国では、コロナへの感染者が少ない、
という仮説はここ1~2週間で日本のみならず、海外でも話題として取り上げられています。
BCGワクチン説を唱えている方の根拠としては、
「スペインとポルトガルは隣国だけれども、
スペインはあれだけ感染者が急増したにも関わらず、
お隣のポルトガルでは、増加数がはるかに抑えられている。
ポルトガルではBCGワクチンの接種が行われているが、
スペインでは行われていない。きっとBCGワクチン接種によって
何らかの防御機能が働いているに違いない。」
という仮説ですね。
今や最大のコロナ感染国となってしまったアメリカも
BCGワクチンの接種は行っていません。
しかしアメリカでもこのBCGワクチン説は仮説ながらも
一部では話題となり、すでにBCGワクチンの製造もとである
「日本ビーシージー製造」に注文を入れているケースも出ているそうです。
現在のところ、医師の大部分はこのBCGワクチン説には否定的です。
「BCGワクチンは結核のためのものであり、違う分子構造をもつコロナウイルスに効果があるとは考えづらい。」
「ワクチンの接種は幼少期であり、通常その効果は10~20年で消えてしまうもの。もし効果があったとしても
その場合は若い世代を中心に感染率が低くなるはずであるが、そうはなっていない。」
などの理由からです。
コロナ感染とBCGワクチンの相関関係の研究は始まっている
現在のところBCGワクチン説は「偶然」と「効果あり」のどちらとも言えない状態ですが、
世界の多くの専門家がその実証研究にとりかかり始めたとのことなので、
近いうちに研究結果が出てくるのではないでしょうか。
コロナウイルスをもとにしたワクチンの研究開発も進んでいますから、
いずれにしても感染を抑える、または治療する薬もこの1~2年で我々の手元にとどくことと思います。
それまでは過信することなく、他の人との接触をできる限り少なくするように
自分でコントロールするしかないと思います。
我が家ではスーパーへの買い物は父親である私の役目になってます。
妻と子供は基本的に他の人がいるところや他人が触れたものには直接触らないようにしています。
やりすぎかもしれませんが、コロナにかからないのが一番なので、しばらくはこの生活を続けていきます。
この記事へのコメントはありません。