ボリビアの刑務所サンペドロは街の中に?自由?【画像】【世界まる見え】

ボロビアの刑務所サンペドロが『世界まる見え』で!
日本テレビの『世界まる見え!テレビ特捜部』で、度を越えた刑務所の紹介です!
なんとボリビアにあるサンペドロ刑務所は、街の中心部にあり看守がいません。
独立した一つのコミュニティをつくっているという、かなり度を越えた刑務所です。
刑務所というと、人の少ない場所か、少なくともちょっと郊外にありますよね。
昔は人が立ち入らない(逆に言うと脱獄しても周りに何もない、よって生きていられない)場所にありました。
江戸時代の八丈島への島流しや網走刑務所なんかが有名です。
最近は、府中刑務所など、高い塀に囲われてはいますが、場所は郊外に位置するのが多いかと思います。
普通は囚人は刑務所からは一切出れないように看守によって監視され、行動も制限されているもの。
このボリビアのサンペドロ刑務所は一体どんな刑務所なんでしょうか?
ボリビアの刑務所サンペドロは街の中に?
ボリビアは南米のほぼ真ん中に位置する人口1千万人強の小国です。まわりはブラジル、ペルー、チリそしてパラグアイに囲まれています。
ボリビアは独立国ではありますが、頻繁にクーデターが起こっており政治情勢は非常に不安定な国です。
そのボリビアのLa Pazという街にこのサンペドロ刑務所はあります。
ご覧のように、一応城壁で囲われてはいますが、サンペドロ刑務所の向こう側には高層ビルが幾つか立っているのが見えるほど、ほぼ街の中心部に位置しています。
ボリビアの刑務所サンペドロは自由?
このサンペドロ刑務所の中には、理髪店や食料品店、雑貨屋など、生活するの必要なサービスや物はほぼ揃います。
そしてお店をやっているのも全て囚人。
ではなぜこんな自由が成り立っているんでしょうか?囚人が逃げ出したりしないんでしょうか?
このサンペドロ刑務所では囚人たちの中なら選ばれた複数名によって、刑務所が運営されています。
そして刑務所内でのルールも独自に定められ、守らない囚人に対しては体罰が与えられるようになっています。
またおそらくこれが一番の理由かと思いますが、サンペドロ刑務所を管理している囚人には、ルールを守らない囚人を通常の刑務所、すなわち看守がいて行動が制限されるいわゆる監獄に送ることができるんですね。
さすがにサンペドロ刑務所での自由な生活を捨てて、監獄に行きたい囚人はいないでしょう。よってこの奇妙は自由は刑務所が成立しているようです。
あとこの刑務所では牢屋として囚人ごとに部屋が割り振られているわけではありません。
自分で寝る部屋は囚人自らが購入する必要があります。
そうです、刑務所内で不動産取引が行われています。
部屋のランクは狭いシングルルームから、2階建てのバスタブ付きの豪華コンドまであるとか。
もともとサンペドロ刑務所は300人位の囚人を収容するために設立されたのですが、現在では約1500人が収容されています。
300人位のスペースに1500人が押し込められているだけでもかなり狭いのに、さらに複数の部屋をくっつけた豪華コンドがあるといことは、下層の囚人の部屋はかなり劣悪な環境なのかもしれませんね。
サンペドロ刑務所では、刑務所内を見て歩くツアーがつい最近まで行われていたようです。
観光客にしてみれば、刑務所内に街があるところなど世界中ココだけでしょうから、かなり人気のツアーだったようです。
でもそのツアー客に不法薬物を売る囚人が多かったので、さすがにツアーは取り締まられて現在は行われていないようです。
それにしてもボリビアのサンペドロ刑務所はほんとに度を超えた刑務所でした。すごい、、、
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