アイスランドとで温泉はブルーラグーン、大地の裂け目はシルフラ!

アイスランドといえばブルーラグーン
アイスランドはグリーンランドの南東、イギリスから見れば北西に位置する島国です。北緯63度から66度と非常に高緯度にあります。
夏の期間は太陽が沈まない(冬は太陽が昇らない)北極圏である66.6度に一部入っていますが、暖流の影響で冬でも氷点下10度以下にはあまりならないほどです。
国土面積は日本の北海道と四国を合わせたほどで、そこに約33万人が住んでいます。
北海道と四国もかなり原野が多いイメージですが、人口は550万人と400万人で合計で約1000万人もおり、それに比べると30分の1以下の密度です。
そんなアイスランドの一番の観光地といえば、ブルーラグーンではないでしょうか。
首都のレイクキャビから40KMの距離にある、世界最大の露天温泉です。青白く白濁した温泉水は皮膚病に効果があるとされ、欧州各国からも人が訪れる観光地になってます。
日本の場合は温泉というとどれも小さいものですが、こちらの温泉の面積は約5000平方メートルと非常に広大で、もしその周囲を歩くと一周するのに10分以上かかります。でもこれだけ広大な温泉であれば、一日いても飽きないでしょう。
大地の裂け目シルフラでは透明度150m以上!
アイスランドで見られるもう一つの壮大な自然は、北米大陸とユーラシア大陸のプレートの裂け目です。
地球は何枚かのプレートで覆われており、そのプレートの移動によって長い時間をかけて現在の5大陸が出来上がりました。
そのうちの北米大陸プレートとユーラシア大陸プレートが、ここアイスランドを拠点に今も日々ゆっくりと離れていっており、シェルクべトリル国立公園にあるこの大地の裂け目を見ようと世界中から観光客が押し寄せています。
アイスランドは国が火山地帯にあることや、大陸を形成している複数のプレートが重なる地点であることなど、日本と非常によく似た自然環境にあります。
でも大きく違うのは、日本は太平洋プレートが押し込まれて沈み込む地点に位置し、またそれが海底にあるので直接には見れません。
でもアイスランドでは北米プレートとユーラシアプレートがそこから引き裂かれて分かれる地点にあります。さらにそれが地上にあるので直接見ることができるのです。
当然プレートの裂け目は深い渓谷になり、氷河も抱える高緯度の地理も影響して、水深の深い非常に透明度の高い湖を形成しています。
シルフラにある湖では透明度は150M以上で、息を飲む美しさです。水温は年間を通して2~3度なので、簡単に潜れるところではありませんが、壮大な地形とあいまって、人気のダイビングスポットになっています。
日本からはかなり遠い国ではありますが、いつかは訪れてみたいと思います。
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