銀行員を辞めて家族でアメリカ移住してみたら、違った景色が見えてきた

アメリカの教育格差問題とは?コロナによる小学校休校で拡大したか?

黒板に学校とかかれたイラスト

アメリカの教育格差問題とは

オンラインで授業を受けるこども

 

アメリカでは住む場所によって学校の教育レベルが大きく変わります。

 

低所得者が多く住むエリアの公立学校の、生徒の平均的な学力レベルは
一般的には低くなりがち。

 

逆に高額所得者の多いエリアの学校の、学力レベルは、
かなり高いものになるケースがほとんどです。

 

原因は:
1.公立学校の運営資金はその多くを不動産の固定資産税による
2.一般的に高額所得者の家庭のほうが教育熱心

 

1.の「公立学校の運営資金」の出どころは、アメリカの場合は
各地域の不動産物件から収められる固定資産税にその大半を依存しています。

 

固定資産税はカリフォルニア州では物件価格の1~2%が年額になります。

 

物件価格が高い方がより多くの固定資産税が徴収されることに。

 

ということは、学校運営に回される資金もより多くなるということ。

 

多くの家庭では就学年齢を迎えた子供がいると、よりよい公立学校の
学校区を求めて転居先を探します。

 

子供をよりよい学校に入れたいのですが、そのためにはより高額の
不動産物件を買うか、借りるかする必要があります。

 

ここが親にしてみると頭の痛い問題。

 

広い家は欲しいけど、そうすると予算内では学校区のレベルが今一つよくない。
かといって狭いところでは、子供が育っていくのにすぐ手狭になってしまう。

 

結果として、より所得が高い家庭の子供は、よりよい学校区に通うことができ、
いずれは高額の所得を稼げる職に就けるチャンスも増える。

 

反対に低所得の家庭では、学校区のレベルが低いところにしか通えず
教育が十分に行き届かずに、将来に職種も限られてしまう。

 

所得水準によって好循環・悪循環が固定的となり、
世代を超えた教育格差となってしまいます。

 

 

アメリカの公立学校での「フェア・公平」とは

高さの違うコインの束に座る人形

 

アメリカンドリームという言葉のイメージからすると、
誰でも努力次第で成功者になれると思われています。

 

もちろん、スポーツや芸術分野を中心にこの
「アメリカンドリーム」の世界は確かにあります。

 

でも、それはほぼプライベートでコーチングを受けた場合はほとんど。

 

公立学校の役割は、

「公平な教育機会の提供」

 

公立学校は高校まで無償で受けられます。

 

その学校の学校区に居住していれば、小学校から高校まで無償で
授業を受けられます。(住居費を考えるといい学校区に住むだけで大変ですが)

 

でも、多くの先生方は一般的な一通りの授業をやるだけ。

 

決して生徒一人一人の習熟度に応じて細かく教え方や内容を変えることは
ありません。

 

もし、生徒の成績が悪ければ、親との面談で家庭でのフォローアップを
促されます。

 

先生の立ち位置としては、

 

「私は授業を全生徒に公平に提供している。それについてくるかどうかは
生徒次第。そして生徒をフォローアップルする各家庭次第。」

 

という立場。ここはかなりドライです。

 

良い学校区の先生だと細かく指導してか別に伸ばしてくれる。なんてことはありません。

 

そこまで求める場合には、公立学校ではなく私立(プライベート)に通うか
チューター(家庭教師)を雇うようになります。

 

そうすると、ここでもやはり「お金」の問題になり、
また教育格差の固定化につながってしまうんですよね。

 

 

教育格差はコロナによる休校で広がる?

オンラインで授業を受ける子供

 

ロサンゼルスでは3月中旬より休校になり、5月末現在まだ再開はされていません。

 

でも、早々にオンラインでの授業は始まりましたので、
授業が大幅に遅れているということはありません。

 

うちの子供も小学4年生ですが、やや時間は不規則にはなりましたが、
平日は学校の授業をオンラインで日々こなしています。

 

よってコロナによる休校が直接に教育格差の拡大につながることは
アメリカの場合はないように思います。

 

でも、本当にオンラインが普及していて助かりました。

 

もし、コロナが私の小学生時代に襲っていたら、
授業もピタッと止まっていたでしょうねえ。

 

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