慶応卒、50代で早期リタイヤしアメリカ移住したヒロキから見る世界。

アメリカの小学校での日本人へのいじめの実態は?その対策とは?

アメリカ 小学校 いじめ

アメリカの小学校のいじめは?

アメリカへの赴任が決まると、子供の学校が仕事以外ではもっとも気になるところでした。うちの場合は、子供がまだ低学年だったので、英語を含めてすぐに慣れるだろうと楽観的に考えてはいました。

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しかし、もし馴染めなかったどうしよう、クラスで友達が出来なかったらどうしようと悲観的になることもあり、渡米前は振り子のように揺れる親心でした。

 

新しい学校(それもアメリカ)、言葉の壁、知らないクラスメート、まあ最初のうちは泣くだろうなとは予想してました。それでもいろいろな先輩方の話を聞くと、早ければ1週間、長くても1ヶ月あればクラスに馴染むとはいわれていました。

 

一部の人から「アメリカの学校にもいじめがある」といわれ、トランプ大統領になり白人至上主義の風潮が広まりつつあるので、それを受けて子供ながらにアジア人を差別したりいじめたりする子供がいるとどうしようとう不安もありました。

 

そんな不安を抱えながらのロサンゼルス到着でした。

 

実際に子供が学校に通ってみると「いじめ」の問題はほとんど学校では起きないことがわかりまずはほっとしました。

 

アメリカの小学校では小さい頃から周りの人をリスペクト(respect)することを教わります。英語の和訳を見ると「尊敬する」「尊重する」とかちょっと堅いイメージですが、英語のニュアンス的には、「他の人に対して丁寧に接しなさい」、というところでしょうか。

 

他人は自分とは違う存在であり、その人の意見や言葉を頭ごなしに否定したりバカにしたりしないで、意見として認めてその上で自分の主張をしなさい。と教わります。

 

このリスペクトは子供が友達に接するときもそうですし、親や教師が子どもたちに接するときにも求められます。よって「自分の子供だから」とか「まだ小さいから」という発想で、親や教師が子どもたちに何かを無理やり強制するということは、なるべく避けられます。

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よって、子どもたち同志も他のクラスメートをバカにしたりいじめたりすれば、かなり親や教師から怒られることとなります。

 

うちの小学校のケースとして、クラスの男の子が他のアジアからの転入生で、まだ英語があまり出来ない子供に対して、それをからかうような言葉や行動を取っていたことがありました。

 

この男の子は、まず担任から昼休みの間、みっちりと約1時間「なぜ、いじめやからかうことがいけないのか」を教わり、宿題として反省文を書かされ、それを持って校長先生との面談も約一時間行われました。

 

この男の子はまだ小学校1年生なんですけど、小さいうちから他の人をリスペクトしない行動に対しては、かなりしっかりと教育が行われています。

 

よって、小学校での「いじめ」というのはほぼない、といってもいいかと思います。

 

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小学校で日本人へのいじめの実態は?

しかしながら、先生や親の気付かないところでいじめが行われているケースもあり得るわけで、完全に安全というわけでもありません。

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ロサンゼルスの小学校で実際にあったケースとしては、「日本人から日本人へのいじめ」があります。

 

ロサンゼルスでは、日本人の比率が比較的高く、学校区によってはクラスの中の3~4人が日本人という場合もあります。この3~4人の中には長くアメリカにいる子供もいるし、来て間もない子供もいます。

 

日本人は一般的に宿題を含めて勉強をきちっとやるので、クラスの中では優等生の場合が多いです。特に長くアメリカにいる子供であれば、言葉の問題もなくなっているので、アメリカ人の子供と比べてもさらに優秀という場合もよくあります。

 

そんな優秀な日本人の子供がいるクラスに、海外赴任で他の日本人の子供が入ってくると、先生としては、新しい彼が早く馴染めるように、その優秀な日本人の子供の隣に座らせて、わからないところをサポートするようにと頼みます。

 

普通であれば、ちゃんと助けてあげるのでしょうが、何が行けなかったのかその優秀な日本人の子供は、新しい彼が英語がわからないのをいいことに、先生の指示をわざと間違えて教えていました。

 

結果的にその転校してきた子供は、なかなか授業に追いつくことができなくなってしまいました。先生にしても「サポート」として行われている会話は日本語なので、彼がわざと間違えて伝えているなど気づくはずもなく、かなり長いあいだその状態が放置されていたようです。

 

これは特殊なケースかもしれませんが、「日本人だから安心」という考えも場合によっては、疑うときも必要かもしれません。

 

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アメリカの小学校でいじめを受けた時の対策は?

では実際にアメリカの小学校でいじめを受けたとしたら、どう対処すればいいのでしょうか。

 

答えとしては、まず「先生に言うこと」です。それも子供本人が自分の言葉で伝えることが大切です。

 

先程のリスペクトの考えがあるので、先生も相手がたとえ小学校1年生であったとしても、わかるまでしっかりと話しを聞こうとしてくれます。

 

もしここで最初から親がでていってしまうと、聞く側の先生も「我が子がかわいい親の言葉」として、ある程度バイアスをもって話を受け取るので、正確に状況が伝わらないかもしれません。

 

おそらく子供が先生に伝えた段階で、学校としてしっかりと対処してくれるはずです。

 

もしそれでもいじめがなくならなかったり、学校の対応が不満であれば、そこから先生や場合によっては校長とも面談を申し込めばよいかと思います。

 

実際、アメリカの保護者は自己主張はしっかりとするので、いじめにかぎらず学校の教育方針や授業内容についても、学校に対して意見を述べる保護者は一定数はいるようですね。

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そしてそのなかでも何人かは、学校の対応が不満ということで転校してしまうケースも年に数件は学校全体でみるとあります。

 

なにがあっても少なくとも「泣き寝入り」ということだけはないですね。アメリカは子供の教育に対しても、みんなたくましく立ち向かっています。

 





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