慶応卒、50代で早期リタイヤしアメリカ移住したヒロキから見る世界。

北朝鮮の新型潜水艦の能力や性能を米国と比較すると?ミサイル(SLBM)は脅威になるか?

北朝鮮 潜水艦 能力

北朝鮮の新型潜水艦の能力や性能は?

報道によると北朝鮮が新型の潜水艦の建造を進めているようです。場所は北朝鮮東部の新浦(シンポ)造船所。

北朝鮮 潜水艦 性能

 

大きさは潜水時排水量が約2,000トン、船幅は11メールといわれています。潜水時排水量は潜水艦の体積ですから(海に全部潜るので)船幅のサイズから計算すると、全長は約20メートルくらいでしょうか。

 

それにしても船の種類からそのサイズまでよく分かるものですよね。軍事衛星からの画像を解析して判断しているとは思いますが、そこまで詳しくわかるものなんですね。

 

トラックが移動しているかしていなか、までわかるそうなので数メート以上の大きさであれば、かなり性格に形を推測できる性能が、衛星にはあるということでしょう。

 

潜水艦ですが、北朝鮮にはすでに70隻の潜水艦があるといわれています。数だけはかなり多く、隣国韓国が11隻しか潜水艦を保有していないのに比べるとかなり多いといえます。

 

中国やロシアと比べても数では引けを取りません。中国が66隻といわれており、ロシアも64隻の保有と推測されいるので、北朝鮮の70隻はものすごい数と言えるかもしれません。

 

しかし、その殆どは旧式で小型のものに限られているとみられます。1500トンを越えるサイズのものはおそらく20隻ほどであろうと見られ、残りの50隻は500トン以下の小さな潜水艦に限られています。

北朝鮮 潜水艦 能力

 

1500トンを越える20隻についても旧型であるため、北朝鮮が現在盛んに発射実験を繰り返している弾道ミサイル(SLBM)を搭載できるのは1隻のみと見られています。

 

その1隻も搭載できるSLBMは1発のみで、現在その潜水艦はまだ実戦配備には振り向けられていないようです。

 

潜水艦によるSLBMの発射実験は2016年の4月に行われたので、現在は実戦配備に向けての改善がくわえられているところではないでしょうか。

 

今回補足された新型潜水艦は複数の弾道ミサイル発射管を装備すると見られており、実際に建造が完了し、その時点で潜水艦からのSLBMの発射精度も確立していれば、実戦へと配備され新たな米軍にとっての脅威となるかもしれません。

 

Sponsored Link

 

北朝鮮の新型潜水艦を米国のと比較すると?

では対する米軍はどんな潜水艦を何隻ぐらい保有しているのでしょうか。またその性能は北朝鮮の新型潜水艦と比較した場合、どのくらい性能差があるのでしょうか。

北朝鮮 米国 潜水艦 比較

 

アメリカの潜水艦保有隻数は約70隻といわれており、北朝鮮の保有数とだいたい同じです。しかし、その性能にはかなりの開きがあります。

 

まず潜水艦を動かす動力ですが、アメリカの潜水艦は全て原子力です。原子炉の核燃料棒は数年から数十年に一度の交換ですむので、通常のディーゼル燃料のように頻繁に燃料補給をする必要がありません。

 

ディーゼル型潜水艦の場合には燃料補給とともに、酸素を取り入れるために浮上する必要もあります。クルマと同じで酸素がなければディーゼル燃料は燃えないので。

 

これに対して原子力潜水艦は動力が原子力なので、エネルギーを生むのに酸素がいりません。すなわち長期間に渡って水面下に潜行し続けることが可能です。

 

敵に見つからないための潜水艦ですから、海上に頻繁に浮上しなければならないディーゼル型潜水艦に対して、ずっと潜っていられる原子力潜水艦では、軍事能力として大きな違いになります。

 

では大きさはどうなのでしょうか。米海軍の主要な潜水艦であるオハイオ級原子力潜水艦では、排水量が18,750トン、全幅は12.8m、全長171mとなっています。

米国 潜水艦 

 

北朝鮮の新型潜水艦と比べると、体積で約10倍になっています。船幅があまり変わらない分、全長が171mと北朝鮮の潜水艦の20mと比べるとかなり長く、もし二隻が並んだとしたら、ずんぐりむっくりの北朝鮮潜水艦に対して、ポキっと折れてしまいそうなくらい細長い米海軍の潜水艦というところでしょうか。

 

搭載可能なミサイル数も圧倒的に多く、弾道ミサイルと巡航ミサイルを合わせれば潜水艦1隻に約50基搭載できるので、潜水艦の保有数が約70隻で同じだとしても攻撃能力としてはやはり雲泥の差がありますね。

米国 潜水艦 ミサイル

 

ちなみに、潜水艦に関してはアメリカについで攻撃能力が高いのはロシアで、保有している潜水艦の約半数が原子力潜水艦になっています。

 

これに対して中国は、まだかなり水を開けられており、原子力潜水艦はまだ10隻に満たないと考えられています。

 

やはり世界の軍事力バランスから考えると、米国とロシアがその勢力を二分した状態なんですね。

Sponsored Link

 

北朝鮮の潜水艦からミサイル(SLBM)が発射されると?

さて、もし北朝鮮の新型潜水艦の建造が進み、実戦配備されその潜水艦から弾道ミサイル(SLBM)が発射されるとどうなるのでしょうか。

北朝鮮 潜水艦 能力

 

潜水艦の現在地の補足はGPSでは出来ないので、まず無理といわれています。ということは北朝鮮の潜水艦が突然太平洋のハワイ沖に出てくるような事態も想定されるのでしょうか。

 

これについては、おそらくありえないだろうと見られています。理由は北朝鮮の潜水艦がディーゼルを燃料とした潜水艦なので、燃料補給をしないで長距離を運行することはできません。

 

国交があり軍事協力をしてくれる他国の基地で燃料補給をしながら、自国北朝鮮から遠く離れた地域へと向かうわけですが、太平洋上にそんな国はありません。

 

逆に西に航海したとしても、アメリカと敵対してまで北朝鮮の潜水艦に燃料補給をしてくれる国もまずないでしょう。

 

であれば、活動範囲は朝鮮半島沖合、せいぜい日本海までに限られるのではないでしょうか。

 

それでも、我々日本にとってはかなりの脅威となりうることは確かです。

 

北朝鮮の弾道ミサイルはグアムまでは少なくとも届くことが証明されているので、日本海に展開する北朝鮮の潜水艦から弾道ミサイルが発射されてば、日本全土が射程距離圏内になります。

 

しかも潜水艦からの発射なので、発射台を移動したりの事前の兆候をつかむことも難しいでしょう。

 

北朝鮮が新型潜水艦を完成させたとしても搭載可能なSLBMはまだ数発ですが、核弾頭を搭載されたときを考えれば、たとえ一発でも甚大な被害を及ぼしかねません。

 

トランプ大統領と金正恩の”口撃”も開始から早一年が過ぎようとしています。その間にも北朝鮮の軍事力は強化されているので、なんとか早く実効性のある形でその脅威をなくすことが出来たら良いのですけどね。

 





関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。