慶応卒、50代で早期リタイヤしアメリカ移住したヒロキから見る世界。

カリフォルニアの山火事の原因や場所は?こんなに頻度が多いのはなぜ?気候が問題?

カリフォルニア 山火事 原因

カリフォルニアの山火事の原因は?

ここ数日カリフォルニアでは山火事のニュースで持ちきりです。毎年山火事が発生するカリフォルニアですが、今回のはかなり大規模で多数の死傷者が出ています。

 

10月8日にカリフォルニア州北部で大規模な山火事が発生し、10日の時点で少なくとも10名の死亡が確認され、約2万人が避難しています。

カリフォルニア 山火事 原因

 

山火事が発生している地域はカリフォルニア・ワインで有名なナパバレーやソノマバレーを含む地域で、カリフォルニア州知事が非常事態宣言を出して、人命救助や延焼を食い止めることに必死になっています。

 

日本だと滅多に山火事なんて発生しないので、その怖さの実感があまりわきません。しかし報道されている状況を見ると、火のまわりも早く空が灰色の雲に覆われた様子は、きっと間近で見たら足がすくんでしまうかもしれません。

カリフォルニア 山火事 原因

 

それにしても、カリフォルニアではなぜ山火事が頻繁に発生するのでしょうか。

 

日本と大きく違うのは、湿度の低さです。カリフォルニアでは湿度が10%台にまで下がることがあります。

 

10%台というのがどれだけ異常な状態かを日本の「乾燥注意報」の発令基準とくらべてみました。

 

日本での「乾燥注意報」は、

 

① 最小湿度40%、実効湿度65%、風速7m以上が2時間継続
② 最小湿度35%、実効湿度60%

 

となっています。

 

最小湿度は1日の最低湿度のことで、実効湿度とは家屋の建材の湿度のことになります。建材の湿り具合は過去の湿度の推移にも大きく影響されるので、実効湿度も乾燥注意報の発令基準となっているようです。

 

いずれにしても、日本で乾燥注意報が発令されるときには、かなり空気が乾燥しているという実感があります。喉も痛くなるし肌もカサカサになりがちです。

 

でもそれでもまだ湿度35%以下の状態であるのに対して、カリフォルニアの乾燥した時の湿度ななんと10%台にまで下がっているのです。本当にカラカラな状態であることがわかります。

 

さらに日本で湿度が下がるのは冬場です。それに対してカリフォルニアで湿度が下がるのは主に夏場になります。

 

カリフォルニは、日本とは逆に夏場が乾燥し冬場に雨が多く降る天候。湿度が低いときに気温が高くなるわけですから、それだけ燃えやすさも高まります。

 

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カリフォルニアの山火事の場所は?

カリフォルニアで山火事が発生するのは、バレーと呼ばれる谷あいの地域になります。

カリフォルニア 山火事 原因

 

これは、日本でのフェーン現象と同じ理屈で、山の反対側に吹き込んだ風が、山の斜面を乗り越えるときに湿度が低下し、山を越えて谷間に吹き下ろす頃には、カラカラの高温低湿度の風となって、谷間に吹き込んできます。

 

そこで、木々が擦れたり何らかの原因で火種があると、風に煽られ低湿度で乾燥した木々にどんどん燃え広がって大規模な山火事となってしまいます。

 

通常カリフォルニは太平洋からの西風が吹き込む地域です。海を渡ってくる西風は湿度も高く、サンフランシスコで有名な霧の原因となっています。

 

ところが、たまに高気圧がアメリカ中部に居座り、そこから太平洋に向かって吹き下ろす東風が強く吹くときがあります。

 

これが夏場から初秋にかけて起こると「サンタアナ風」と呼ばれ、山火事の原因となる高温低湿度の危険な風となります。

 

もともと乾燥しているアメリカ中部からの風ですから、山を越えてナパバレーやソノマバレーに吹き込むときには、10%台という異常に乾燥した風となってしまうわけです。

カリフォルニア 山火事 原因

 

こちらのマップは過去に大規模な山火事が発生した地域を示したものですが、どこも東側に山並みを見る普段であれば風光明媚はエリアとなっています。

 

アメリカの自然現象は規模が違いますね。

 

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カリフォルニアの山火事はなぜ多い?気候が問題?

カリフォルニアといえば、青い空とビーチ、そして道路には青々とした緑の街路樹が立ち並ぶ、そんな街のイメージです。

カリフォルニア 海岸

 

でも実際は、道路脇の斜面では草が枯れ赤土がむき出しになっているところが多くなっています。

カリフォルニア 山火事 原因

 

ラスベガスで有名な、カリフォルニア州のお隣にあるネバダ州は砂漠地帯です。よってカリフォルニアも内陸に行くに従って草木が減って荒涼とした乾燥した景色に変わっていきます。

 

しかし、カリフォルニに長く住んでいる人によれば、以前はカリフォルニア州の海に近い地域であれば、木々が青々と茂りまさしくこれこそカリフォルニアという景色が広がっていたそうです。

カリフォルニア 山火事 原因

 

それがここ十年来の異常気象で冬場の雨量が減少し、次第に砂漠化が海岸地帯にまで進行してきているそうです。

 

山火事の発生件数の年度別の推移は見つけられなかったので、近年の異常気象の結果山火事が増加しているかどうかは、わかりませんでした。しかし、少なくとも年間の雨量は以前と比べれば減ってきているので、少なくとも山火事の危険度が次第に上がってきていることだけは、間違いないかもしれません。

 





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