慶応卒、50代で早期リタイヤしアメリカ移住したヒロキから見る世界。

北朝鮮危機はいつまで?対話での和解はあるのか?年内の解決はありうるか

北朝鮮 解決 シナリオ

北朝鮮危機はいつまで?

北朝鮮危機がかなり長引いています。2016年の11月にトランプ大統領が就任し最初のうちはイスラム国を中心とした入国禁止例を出したり、メキシコとの国境の壁を打ち出したりと、数々の大統領令で話題をさらっていました。

北朝鮮 危機 トランプ

 

しかし、2017年にはいって北朝鮮がミサイルでの挑発を開始してから、トランプ大統領の主要議題はいつの間にか北朝鮮問題への対応となってしまいました。

 

選挙期間中にロシアの要人と面会しただの、クリントン大統領候補へのハッカー攻撃によってトランプは選挙戦を優位に進めただの、いろいろなスキャンダルの種が出ていましたが、いまではそんな話題はすっかり影を潜めてしまいました。

 

確かに、北朝鮮が弾道ミサイルを他国に打ち込んだり、ましてや核弾頭を搭載していたら、甚大な被害が出ますから、選挙戦にからむスキャンダルなんて二の次なるんでしょう。

 

一時はこのスキャンダル絡みで大統領の弾劾裁判に進むのではともいわれていました。トランプ大統領にしてみれば世間の矛先を大きくそらしてくれた北朝鮮問題は渡りに船のトピックだったかもしれません。

 

果たして、その他の問題が話題性を失うまで北朝鮮問題を長引かせる意図がトランプ大統領にあるのかどうかはわかりません。

 

しかし、金正恩とトランプ大統領の「口撃」が飛び交ってからかなりの期間が過ぎています。一体いつまでこの状態は続くのでしょうか。

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北朝鮮危機対話での和解はあるか?

北朝鮮問題は決してアメリカとの二国間問題ではありません。中国にとっては韓国に駐留するアメリカ軍とのあいだの緩衝地帯だし、ロシアにとってはアメリカに揺さぶりをかける絶好のカードになっています。

北朝鮮 危機 いつまで

 

きっとニュースでは報道されない水面下での交渉が、米国・中国・ロシアの間でかわされているものと思われます。

 

2017年4月の米中首脳会談ではトランプ大統領が中国の習近平国家主席に「100日間貿易問題も持ち出すことに猶予を与えるから、その間に北朝鮮問題をなんとかしろ」と約束させました。

 

しかし、7月になってその期限の100日が過ぎても一切進展がなかったにもかかわらず、4月の米中首脳会談での約束についてトランプ大統領が言及することすらありません。

 

あれだけ、普段Twitterで言いたい放題のトランプ大統領ですから、あたかも4月の約束がなかったかのようなこの沈黙は非常に不思議です。

 

やはり継続的に米・中・ロで話し合いが進んでいて、お互いに牽制しあっているのか、はたまた北朝鮮問題の落とし所を探っているのかしているのだと考えられます。

 

9月30日に週末にも、アメリカのティラーソン国務長官が「北朝鮮の対話の意志を探っている」と北朝鮮と接触していることをほのめかしました。

 

一般的には緊張状態は以前にもまして高まっていると考えられるこの状態でも、アメリカと北朝鮮の直接の接触チャンネルがあるということを、あえて報道させている事自体にアメリカの何らかの目的があるのではないでしょうか。

 

アメリカが北朝鮮と接触し「対話」を模索したが北朝鮮がそれを拒否した、という言い訳を作りたいだけのようにも感じます。

 

そしてその言い訳の相手は、中国とロシアで、「米国は対話の可能性を模索したが、北朝鮮がそれを拒否した。」とい理由で、さらに中国やロシアに不利な北朝鮮への制裁案を飲ませようとしているのかもしれません。

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北朝鮮危機年内の解決は?

では、この問題の行き着く際はどこなんでしょうか?「話し合い」または「武力行使」のいずれかではありますが、問題はその行き着く先がどうなるかです。

北朝鮮 危機 いつまで

 

アメリカを始め他の国々が願っているのは、「北朝鮮の非核化」。そして北朝鮮が求めているのは「北朝鮮が核保有国として認められること」

 

「0」(ゼロ)か「1」(イチ)でありその間というのはちょっと考えられないように思えます。

 

あえてその間を考えるのであれば、「核開発の凍結」「核の平和的利用と査察受け入れ」でしょうか。

でも、これらは金日成の時代に取られていた政策であり、その結果として現在の北朝鮮危機があります。

 

ということは、昔のような妥協による解決はまず選択されないでしょう。ましてトランプ大統領ですから。

 

であれば「北朝鮮の非核化」か「北朝鮮が核保有国として認められること」のどちらかになる可能性が高いでしょう。

 

まず「北朝鮮の非核化」ですが、これが達成されるためには、金一族の三代に渡る悲願である「核保有国になる」ことを諦める必要があります。

 

彼らはイラクやリビヤは核を持っていなかった為にアメリカに攻め込まれ国が消滅し、逆にイランは核保有国であるからこそいまだに国が存続できていると考えています。

 

であれば、金正恩が「北朝鮮の非核化」を受け入れるとはどうしても考えられません。

 

では逆に北朝鮮がこのまま強硬路線を続け最後に「核保有国であることを国際社会が認める」状況がやってくるのでしょうか。

 

この結末を迎える可能性は意外に高いのではないかと思います。

 

すでに北朝鮮では通常戦力だけでもかなりの規模の軍隊を保有していますし、隣国韓国の首都ソウルまで30~40kmしかないので、核兵器を使わなくてもかなりの被害を韓国に与えることができます。

 

さらに日本に届く射程のミサイルも多数保有しているので、落ちる場所によっては日本でも甚大な被害となるリスクもかなりあります。

 

そうすると、アメリカとしてもおいそれと北朝鮮に攻め込むことはできませんから、結果的に「北朝鮮が核保有国である」ということを受け入れざる負えなくなるのではないでしょうか。

 

北朝鮮としても「核保有国」として認められれば、通常兵器の削減等かなりの妥協を受け入れる用意があるのではないでしょうか。

 

数発で大きな被害を相手に与えることができる核兵器さえ温存できれば、金のかかる通常兵器にそれほど固執する必要もないでしょうから。

 

しかしもしそんな状況になれば、我々日本人としては常に北朝鮮の核兵器の恐怖に怯える状況になりますから、なんとしても避けたいシナリオではありますが。

 





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