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韓国大統領は北朝鮮をどうする?戦争の可能性は?米朝関係に影響力を行使か?

韓国大統領選挙 イメージ

韓国大統領は北朝鮮をどうする?

5月9日に朴槿恵(パク・クネ)元大統領のあとを継ぐ韓国の大統領選挙が行われます。

 

直近のニュースサイトでは、支持率1位が文在寅(ムン・ジェイン)候補、所属政党は革新系最大野党の「共に民主党」

文在寅 ムン・ジェイン 韓国 大統領戦

 

2位が、洪準杓(ホン・ジョンピョ)候補、所属政党は保守系の旧与党「自由韓国党」になります。

洪準杓 ホン・ジョンピョ 韓国 大統領選

 

韓国は歴代の大統領の多くが汚職で逮捕されるなど、北朝鮮問題以外にも多くの政策議題がありますが、日本に直接影響するであろう北朝鮮問題への方針に絞って、考えてみたいと思います。

 

両候補の北朝鮮問題に対しての主張は、簡単に言ってしまえば文在寅(ムン・ジェイン)候補が「穏健派」で、洪準杓(ホン・ジョンピョ)候補が「強硬派」といわれています。

 

文在寅(ムン・ジェイン)候補にしてみても、決して北朝鮮の核の脅威を軽く見ているわけではなく、洪準杓(ホン・ジョンピョ)候補同様に、目指しているのは、北朝鮮の核の全廃です。

 

ただ、北朝鮮に核を全廃させるためのアプローチの仕方が、洪準杓(ホン・ジョンピョ)候補と違って「穏健」的です。

 

大統領選に向けての政策討論会で北朝鮮問題について対策を問われた文在寅(ムン・ジェイン)候補は、

 

「前大統領朴槿恵(パク・クネ)が、北が先に核を放棄しない限り何もしないと宣言したのは間違いである。このままでは韓国は北朝鮮の核問題に対してただの「見物客」になってしまう。」

 

「韓国が主導し外交を通じて、北の核の完全な廃棄、平和協定、米朝関係の正常化が包括的に行われるべきだ。」

 

と、あくまで外交路線での解決を主張しています。

 

 

一方の文在寅(ムン・ジェイン)候補は、米軍による戦術核の再配備を主張し、

 

「南北の核のバランスをとり、北朝鮮の挑発を抑制させる。武装平和政策を構築する」

 

と「核による抑止力」による平和政策を目指しています。

 

もし、文在寅(ムン・ジェイン)候補が大統領となり、彼が主張する外交政策による平和的解決が模索されたとしたら、北朝鮮はどのような反応を示すのでしょうか?

 

外交政策による解決を目指すということは、北朝鮮に核やミサイルの開発を諦めさせる代わりに、何か支援をしていくことになります。

 

そうすると、1998年から2008年まで行われていた太陽政策に近い政策になっていくのではないでしうか。

太陽政策

 

太陽政策は北朝鮮への外交的緊張緩和政策で、金大中・盧武鉉政権下でこの外交政策が採用されていました。

 

しかし結果的には現在の北朝鮮危機を防ぐことはできませんでした。

 

私の予想としては、文在寅(ムン・ジェイン)候補が大統領となった場合は、公約通りの外交政策で、一時的には北朝鮮危機は遠のくかもしれません。

 

しかし、北朝鮮に核全廃を受け入れさせることはできずに、再びいつの日かさらに強力な北朝鮮危機がやってくるような気がします。

 

北朝鮮は金正恩の父である金正日の時代から悲願は、北朝鮮が核を保有し国際社会から「北朝鮮は核保有国である」と認識されることです。

 

発想の根本は、核を持たない国はアメリカに滅ぼされる可能性が高いが、核を持っていればアメリカが報復を恐れて手出しをしてくることはなく、国が滅ぼされることはない、というものです。

 

たしかに「シリアのガダフィー大佐」も「イラクのフセイン大統領」も核は持ってませんでした。

シリア イラク フセイン イラク

 

外交による平和的解決が可能なのは、唯一アメリカが交渉のテーブルに韓国とともについて、核を放棄しなければ北朝鮮の存続が無い、との強硬姿勢で望む場合だけではないでしょうか。

 

もちろんその場合は、中国の同意が必要ではありますが。さすがに今回は中国も北朝鮮問題を根本的に解決することに前向きなのではないでしょうかね。

 

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韓国と北朝鮮の戦争の可能性は?

では実際に北朝鮮と韓国の間で軍事行動が取られる可能性はあるのでしょうか?

北朝鮮 ミサイル

 

もし洪準杓(ホン・ジョンピョ)候補が大統領となり、「核の抑止力」を目指したとしたら、その可能性は高いのではと考えます。

 

米国とロシアのように大国同士であれば「核の抑止力」も機能するかもしれませんが、小国とでは捨て身の暴走の危険性があります。独裁国家であればなおさらです。

 

時間がたてば北朝鮮もアメリカまで届くミサイルに核弾頭を搭載できるようになるでしょう。

 

アメリカとしてはなんとしてもその前に、核の脅威を取り除いておきたいのではないでしょうか。

 

アメリカ本土から遠いところでの軍事活動で、それが可能なうちに実際に行動に出る確率は高いのではと思います。

 

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韓国が米国と北朝鮮との関係改善に影響をおよぼすか?

もともと韓国と北朝鮮は同じ民族であり、形はどうあれ朝鮮半島の統一は韓国も北朝鮮も最終的には目指しているところだと思います。

 

もし、次の韓国大統領が同じ民族として北朝鮮の指導者と真摯な話し合いができるようになれば、韓国主導で平和的に関係改善がされていくかもしれません。

北朝鮮 外交政策

 

もともと韓国と北朝鮮はアメリカと中国との代理戦争のように朝鮮戦争に巻き込まれた歴史があります。

 

中国にしてみればアメリカの同盟国である韓国との緩衝地帯として北朝鮮を考えています。

 

東ドイツが西ドイツと併合したように、北朝鮮が韓国主導で併合されることになれば、アメリカの影響力が中国国境にまで及ぶことになるので、中国としてはきっと反対してくるでしょう。

 

やはり根本的解決のためには、中国とアメリカの事前の話し合いがカギかもしれません。

 

 

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