慶応卒、50代で早期リタイヤしアメリカ移住したヒロキから見る世界。

ロシアは北朝鮮の味方か?支援をする狙いは何?関係をわかりやすくいうと?

北朝鮮 金正恩

ロシアは北朝鮮の味方?

北朝鮮の核実験やミサイル発射を受けて、米国だけではなく中国も北朝鮮への制裁を強めています。

北朝鮮

 

北朝鮮への包囲網がジリジリと狭まっているところで、逆にロシアのプーチン政権が北朝鮮への支援姿勢を強めているようです。

プーチン

 

1ヶ月位前に北朝鮮から石炭を満載して出港した船が、中国の港に入港を拒否されて、北朝鮮に戻っていく様子が報道されました。

 

石炭輸出は、北朝鮮にとっては外貨獲得の主要な手段なので、中国も本腰を入れて北朝鮮への経済制裁を強めていると考えられます。

 

ところが、ロシアが現在日本への入港が禁止されている北朝鮮の貨客船、万景峰(マンギョンボン)号との定期航路の新設を決定しました。

万景峰号

 

ロシアのウラジオストクと北朝鮮の羅先(ラソン)を月6回往復し、その第1便が5月8日に羅先港を出港するそうです。

 

これだけ北朝鮮への経済制裁を各国が強めているときに、抜け穴を作るようなロシアの行動は、なぜなんでしょうか?

 

金正恩にしてみれば、「ロシアは我々の味方だ!」と考えているかもしれません。

 

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ロシアが北朝鮮を支援する狙いは?

民族的なつながりが深くない北朝鮮を、ロシアが支援する狙いは何でしょうか?

ロシア プーチン 狙い

 

「人道的」「経済的」「政治的」いろいろな理由が考えられますが、本当の狙いはどこにあるんでしょうか。

 

これを考えるときには、北朝鮮・中国・ロシア3国間の歴史を参考にしてみるとよくわかります。

 

もともと北朝鮮のみならず朝鮮半島全体は、紀元前の時代から中国の勢力下にあり、影響を強く受けてきました。

 

独立国家となったのは、1985年に日清戦争で清が日本に破れ、下関条約によって朝鮮が独立国家であることが認定されたときからになります。

 

その後、第二次世界大戦によって、朝鮮半島は米国とソ連が分割占領し、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が建国されました。

 

大戦後は1950年頃までは、ソ連が主に北朝鮮を支えていました。ところが北朝鮮政権内での紛争により、ソ連派が追い出され、代わりに中国の影響が次第に強くなっていきました。

 

しかし、完全に中国の支援下に入ることはなく、中国からの支援を打ち切られていた時期もあり、北朝鮮は自衛の意味もあり、自立を果たすために軍隊を増強する路線に、突き進んでいったといえます。

 

ただし、経済的には他国からの支援がなければ運営できない国内事情があり、主に中国からの経済援助を受けてきました。

 

また、瀬戸際外交で韓国や米国からの支援も、同時に引き出す外交政策で、今日に至っています。

 

支援する側の中国のいしてみれば、アメリカの同盟国の韓国とのあいだの緩衝地帯として、北朝鮮はなくてはならない国。

 

そのため、経済支援を行って国の存続を助ける必要があります。

 

米国にしてみれば、韓国を通じて経済支援を続けて、もし韓国主導で再び朝鮮半島を統一することができたら、中国との国境沿いに軍隊を配備することもでき、中国に対する軍事的優位を確立できます。

 

ロシアにとっては、中国・アメリカ・ロシアの勢力関係を考えたときに、あってはならないのが、中国とアメリカが組んで、ロシアと対立すること。

 

経済的な取り決めだとイメージしやすいですが、中国とアメリカがどんどん貿易を増やして、市場からロシア製品を駆逐していくような状況になったら、かなり困りますよね。

 

よって、ロシアが目指しているのは、中国とアメリカの協力体制を極力邪魔することになります。

 

それによって、ロシアの利益の最大化が図れることになりますから。

 

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ロシアと北朝鮮の関係をわかりやすくいうと

今回、ロシアがこのタイミングで北朝鮮に助け舟を出しているのも、アメリカと中国が協力しながら北朝鮮に圧力を掛けているので、それを邪魔するのが目的になります。

 

中国にしてみれば、北朝鮮がロシアの勢力下になれば、韓国との緩衝地帯としての北朝鮮をコントロールしていくのが難しくなってしまいます。

米中首脳会談

 

ロシアに対抗していくためには、経済援助を再開するしかなく、しかしそれでは米国との協力関係を保てなくなってしまうかもしれません。

 

まさしく八方塞がりの状態。

 

ほんとにロシアは、上手く北朝鮮というカードを利用していると思います。

 

こんな大国の外交に翻弄されて、実際に砲撃が始まったりしなければいいのですが。

 





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