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北朝鮮の生命線は石油!?中国が禁輸し輸入が停止すれば戦争どころではない?

北朝鮮

北朝鮮の生命線は石油

数週間前に中国が北朝鮮に対して行った経済制裁の石炭の輸入禁止措置として、北朝鮮を出港した石炭を満載した貨物船が、中国の港に入港できずに、そのまま北朝鮮に帰港するとのニュースが流れました。

北朝鮮 中国 石炭

 

北朝鮮では石炭の輸出が主要な外貨の獲得であり、その大半が中国経由で海外に輸出されています。

 

その道を絶たれると、外貨の獲得がままならず戦争に必要な兵器の購入もできなくなります。

 

この経済制裁も、かなりの中期的な影響を北朝鮮に与えることができます。

 

これに対して、中国が現在ちらつかせている石油の禁輸措置は、もっと直接的にそして短期的に北朝鮮を困窮させてしまいます。

北朝鮮 石油 パイプライン イメージ

 

北朝鮮は、毎年年間50万トンの石油を中国からのパイプラインを通じて、輸入しています。

 

これは北朝鮮が必要とする分量の95%といわれており、まさしく国としてのインフラを中国に頼っている状態です。

 

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中国から北朝鮮への石油の輸入が停止すると?

よって、仮に中国が石油に禁輸措置を取り、北朝鮮へのパイプラインを閉めたとすると、北朝鮮は数日のうちに、国としての機能が停止する可能性があります。

北朝鮮 石油 パイプライン イメージ

 

まず、その影響は一般国民にまず出てくると考えられます。

 

現に、アメリカとの緊張状態をエスカレートを受けて、中国が北朝鮮への態度を硬化させているので、北朝鮮は石油の備蓄を増やそうとしているようで、ガソリンの価格が急騰しているようです。

 

しかも購入制限もかかってるようで、軍や政府関係者以外ガソリンの購入ができなくなっているとの噂もあります。

 

中国も、石油の禁輸をすると、一般庶民に影響が出ることは十分承知しているので、仮に禁輸をするとしても、「人道的被害が出ないレベル」としています。

 

しかし、誰に石油を回すかは北朝鮮政府によって統制されているので、少しの禁輸措置でも深刻な被害が北朝鮮国民に出る可能性も十分あります。

 

中国にしてみても、金正恩にダメージを与えるには石油の禁輸がもっとも効果的とわかりつつも、人道的見地からさじ加減が難しく、頭を悩ましているのかもしれません。

 

理想的には、石油の禁輸を交渉カードとして使いながらも、実際に禁輸をしないで済ませたいというのが、中国の本音なのかもしれません。

 

中国から北朝鮮へ送っている石油は、パラフィン成分が多く一度止めてしまうと固まったパラフィン粒子を溶かすだけでも数ヶ月かかるので、技術的に短期間だけのパイプライン停止はできません。

 

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北朝鮮は石油がなければ戦争どころではない?

ただ、完全に禁輸しないまでも半分に制限するだけでも、北朝鮮の軍事力には大きく影響するでしょうから、まずは供給量の制限をしてくるのではないでしょうか。

北朝鮮 石油

 

そうなったら、一般国民の生活が滞るようになりますから、北朝鮮軍の兵士の志気も一気に低下し、戦争どころではなくなるのではないでしょうか。

 

いくら金正恩が強権で軍を統率しようとしても、多くの兵士の家族が生活に困窮してくるようだと、内部的に崩壊する可能性が高くなってきます。

 

中国もそんな事態を想定してなのか、北朝鮮との国境地帯に10万人の中国軍を配備したとの情報もあります。

中国人民軍

 

今後の展開の予想としては、

 

ー北朝鮮の内部崩壊
ー北朝鮮が核実験やミサイル発射を強行し、米軍がミサイルによる限定的攻撃をする
ー韓国軍か米軍による金正恩の斬首作戦
ー中国の説得による金正恩の亡命
ー北朝鮮が非核化に合意し、ミサイル発射を取りやめる

 

最後の北朝鮮が全面的に降伏するのが、望ましいのですが、この場合だと国内的に金正恩政権が持たない可能性も出てきます。

 

そうすると、いずれの場合にしても北朝鮮国内が一時的に混乱状態に陥ることが想定され、中国軍は治安維持を目的に侵攻すると考えられます。

 

アメリカの同盟国である韓国と中国の間には緩衝地帯が必要であり、それを維持することにアメリカも異存はないと考えられるので、治安維持の目的であれば中国軍の一時的な北朝鮮への侵攻は、黙認されるのだと思います。

 

中国が、石油の禁輸カードを出してきたということは、北朝鮮もかなり追い込まれてきたのではないでしょうか。

 





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