【動画】三宅純のリオ閉会式の君が代は椎名林檎とのコラボ?『情熱大陸』

『情熱大陸』に三宅純が登場!
1月29日の『情熱大陸』に作曲家で音楽プロデューサーの三宅純さんが取り上げられます。
三宅純さんはその才能を、世界で高く評価されている音楽家です。
日本での知名度はそれほど高くはありません。でもそれは、三宅純さんが活動の拠点を早々とパリに移してしまっているから。
日本という枠には全く興味がなかったようですね。
三宅純さんのプロフィールは、
生年月日:1958年1月7日(59才)
出身:京都府
職業:作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、トランペット奏者
出身は京都ですが、育ったのは鎌倉で、神奈川県立光陵高校在学中にプロとしてライブ活動を始めたそうです。
高校卒業後にアメリカのバークリー音楽大学に入学し、在米中もボストン、ニューヨークで活動。
1981年には作曲コンクール・ジャズ部門で優勝するなど、若い頃から才能があふれていた三宅純さんでした。
大学卒業後のデビューアルバム『JUNE NIGHT LOVE』がアンディーウォーホル出演のTDKのCMに採用されるなど、並外れた活躍をしていきます。
このCMで大抜擢されたのがまだ25才のときですからね。
その後は、CMの作曲も多く手がけ、その数3000曲以上!なかにはカンヌ国際映画祭で授賞した曲も多いそうです。
2005年からは、パリに活動拠点を移し、フランスでその活躍ぶりから「2009年の男」に選出されるなど、海外でもその活躍ぶりはとどまることはありませんでした。
そして、世界の三宅純が再び日本のために大きな仕事をしたのが、リオ・オリンピック閉会式での君が代のアレンジ!
三宅純による君が代がリオ・オリンピックで高評価
オリンピックでは閉会式のときに、次の開催国がデモンストレーションを行います。
選手の活躍を閉会式で称えるとともに、次のオリンピックでまた会いましょうというわけですね!
2016年リオ・オリンピックの次の開催国は2020年の日本なので、閉会式のときに約10分間に渡るTOKYOのパフォーマンスが開催されました。
この冒頭に流れたのが、三宅純さんアレンジによる「君が代」です。
(NHKリオ・オリンピック閉会式、日本のデモンストレーション)
こちらがその動画です。日本のデモンストレーションが、三宅純さんにアレンジされた冒頭の「君が代」から始まります。
女性のアカペラに「君が代」のコーラスから始まるアレンジなんですが、なんでもブルガリアン・ヴォイスをフィーチャーしたものなのだとか。
ブルガリアン・ヴォイスとはあまり聞き慣れませんが、スイスのブルガリア地方に昔から伝わる女声コーラスのこと。独特のハーモニーと歌いまわしで、素朴ながら力強い響きが特徴です。
日本人だと、国歌である「君が代」を大胆にアレンジしてしまうのは、ちょっと躊躇してしまいます。
まして、海外の音楽の要素を取り入れてとなるとなおさら。
でも国歌・国境なんて音楽には関係ないと考える三宅純さんにとっては、まったく気に留める点ではなかったようですね。
三宅純と椎名林檎
このリオ・オリンピックでの「君が代」が誕生したのは、たまたま三宅純さんと椎名林檎さんが羽田空港で会ったからなんだとか。
椎名林檎さんが三宅純さんを見かけて、ご自身の名刺を渡したのがキッカケなんだそうです。
その後、リオ・オリンピックでの日本のデモンストレーションの音楽を担当する事になった椎名林檎さんが、冒頭の「君が代」のアンサンブルを、三宅純さんに依頼しました。
椎名林檎さんは、パリで開催していた三宅純さんのライブコンサートにも行かれていて、もしかしたら三宅純ファンだったのかもしれません。
やはり天才は天才を呼ぶんですかね。
この記事へのコメントはありません。