慶応卒、50代で早期リタイヤしアメリカ移住したヒロキから見る世界。

トランプのメキシコとの壁の長さと効果は?不法移民は防げる?費用は?

トランプ大統領

トランプがメキシコ国境との壁建設に署名

1月26日にトランプ大統領がメキシコとの国境の壁建設と不法移民の強制送還迅速化を盛り込んだ大統領令に署名しました。

トランプ大統領

 

トランプ大統領は物理的な壁を直ちに建設するとしていますが、一方でその費用はメキシコ側に負担させるとしています。

 

トランプ節健在!というところですが、実際のところどう進んでいくんでしょうか?

 

予想される展開としては、

 

1.メキシコが壁建設の資金を支払うとは考えられないので、「メキシコが費用を負担しなかったので壁の建設はできない」と、実際には壁の建設は先送り(見送られる)のか?

 

2.メキシコが負担しなかったとしても、アメリカが費用を(一時的に)負担する形で壁建設を進めていくのか。

 

この場合は、議会での壁建設にかかる費用の承認が必要になりますが、一応共和党が過半数を占めているので、他の予算との兼ね合いが取れるのであれば、承認されるのではないでしょうか。

 

さすがに自分の所属党の大統領令を就任早々からひっくり返したりはしないでしょうから。

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メキシコとの壁の長さと効果は?不法移民は防げる?

では、実際に壁が建設されたとして、メキシコからの不法移民を防ぐ効果はあるのでしょうか?

 

現在アメリカには不法滞在の外国人が約1200万人いるといわれています。

 

そのうちの5~6割がメキシコ人、2~3割が中南米から、そして約2割の250万人くらいがアジア人といわれています。

不法入国

 

この5~6割を占めるメキシコ人のアメリカへの不法入国の手段は主に国境にある川を渡ったり、貨物列車に紛れ込んだりして入国していると考えられます。

 

我々日本人にしてみれば、なんでわざわざそんな危ないことをするのかと疑問に思うかもしれません。

 

北朝鮮から韓国への密入国とは違って、国交のあるメキシコからアメリカへの入国ですから、何らかの形でメキシコ人がアメリカに入国することは簡単なのではと考えがちです。

 

一旦、入国してしまえば出国しなければ普通はそのまま滞在できてしまいます。

 

米国移民局が不法滞在者を探してわざわざ強制送還するようなことは、コストがかかりますから、犯罪者でもない限り普通はしません。

 

でもこれは、ほぼ自由にアメリカに入国できる日本人ならではの考え方。

 

メキシコ人がアメリカに旅行する場合は、観光ビザの取得が義務付けられています。

 

またその取得も9.11以降、かなり厳しくなっているようで、不法滞在を意図しての観光ビザでの入国はすでに難しくなっています。

 

よって、国境検査を避けられない空路での入国はできないので、陸路で国境検査の目を避けて不法入国する必要がでてきます。

 

そう考えれば、物理的な壁を建設すればメキシコからの不法入国者は減らすことができるかもしれません。

 

でも、その壁は総延長約3000キロの長さが必要。そして入国を防げるだけの立派な壁を作るとしたら、一体いくら掛かるにか,,,,

 

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メキシコとの壁の建設費用はいくら?

現在をアメリカとメキシコとの国境には一部で壁はあります。

メキシコ国境壁

 

ただしこれは主要な道路沿いの不法移民が多くなりそうなエリア約1000キロに渡ってだけであり、しかもその「壁」は単なるフェンスでちょっと頑張れば乗り越えることも可能そうです。

 

(もっとも、集中的に国境警備隊が監視していますから、すぐに見つかるとは思いますが)

 

アメリカとメキシコの国境線の長さは約3000キロであり、ほぼ北海道から沖縄までの距離と同じ。

 

そこに物理的に立派な壁を建設しようとしたら、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

壁イメージ

 

中国の万里の長城で、確認されている人工的な石造りの塀の総延長は約9000キロなので、やってできないことはないと思いますけれども。

 

アメリカの建設会社が試算したところでは、トランプ大統領が建設しようとしている高さ12メートルの壁であれば、総工費2兆8000億円になるとのことです。

 

2016年のアメリカの国家予算における歳出総額が約450兆円くらいなので、まあ国家予算の0.5%くらいでは建設可能ということですね。

 

効果の程はわかりませんが、トランプ大統領なら実現可能な金額なのではないでしょうか。

 





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